ブレーカーが落ちる場合はブレーカー容量変更がオススメです。

「最近急にブレーカーが落ちる…。」「エアコンを買い替えるけど、他の家電に干渉しないか不安…。」 こんな悩みや不安をお持ちではありませんか? そんな時はブレーカー容量の変更を検討してみてください。それだけで生活のストレスが一気に軽減されるかもしれません!電力会社と屋根で繋がれている部分からお家の分電盤までの電線を交換することで使用電力を引き上げることができます。(本数や太さを容量に合わせて交換する)

そもそもブレーカーの役割って?

  • ブレーカーとは、お宅の家電に電気を供給する電源です。ブレーカーの容量とは、受け入れられる電力の総量を指しており、この容量を超える電気を供給しようとすると、ブレーカーはシステムを守るために落ちてしまいます。 ブレーカー容量はいわば水の入るペットボトルのようになっています。500mlのペットボトルに2Lの水を無理に入れようとしても水は溢れてしまいますよね。ブレーカーもこれと同じで、容量を超える電気は受け入れることができないのです。

ブレーカー容量を変更するタイミングは?

親ブレーカーが頻繫に落ちる。
親ブレーカーとはお宅の各部屋と電化製品に電気を供給する電源の大元です。このブレーカーには先ほどからお話している容量が設定されており、この容量を超える電気の使用が一度に起きると、システムを守るためにブレーカーは落ちてしまいます。 このブレーカー容量は最初に電気会社と契約した時点で決定されますので、何年か経って生活様式が変わると昔の電気容量では賄いきれない、という事態に陥るのです。
エアコンを新しく導入する。
実はエアコンは大量の電気を消費する家電です。温度調節と空調調節を同時に行うため、他の家電とは比べ物にならない電気を必要とします。 もしご家庭に新しくエアコンを導入される場合、ブレーカーの容量次第では他の家電の使用に支障が出てしまいます。 このような場合、ブレーカー容量の変更を検討するべきです。
電子レンジを導入する。
電子レンジも大量の電気を消費する家電です。使用時間は数十秒から数分かもしれませんが、使用中の電力消費は非常に大きなものです。電子レンジを使用中は他の家電を使えない、というご家庭も少なくないのではないでしょうか。
同居者が増える。
意外かもしれませんが、同居者が増えると一気に消費電力は増えます。電力量としては、1日につき一人分、一部屋分は増えると言っても過言ではないでしょう。 例えば、誰かが料理中に誰かがドライヤーで髪を乾かしたり、というように同時に使用する電力はかなり増えます。そうすると、ブレーカーが落ちる可能性も増えてきます。
 

ブレーカー容量を確認する方法は?

分電盤を見ると現在のブレーカー容量が分かります。
赤:10A、ピンク:15A、黄:20A、緑:30A、グレイ:40A、茶:50A、紫:60Aです。
ブレーカーが落ちやすい家に多い容量は?
建てた年数によって変わりますが、30〜40年以上前の建物は20〜30A以下が多いです。最近の戸建だと40Aほどで容量変更しなくていいような契約になっています。数十年前は家電が少なかったので、容量の契約も低くて問題ありませんでした。ここ10年ほどで家電の技術が進み高機能になったことで電力消費量も増えているのでブレーカーが落ちるようになってしまったのです。
実際家電はどれくらい電力を消費するの?
目安ですが、テレビ(液晶42型)2.1A、アイロン 14A、電子レンジ 15A、炊飯器 13A、ヘアードライヤー 12A、冷房 5.8A、暖房 6.6A、食器洗乾燥機 13Aほどです。つまり電気容量が20Aのご自宅の場合は電子レンジとドライヤーを一度に使うとブレーカーが落ちてしまいます。
ブレーカー容量はどれくらい上げるべき?
ブレーカー容量変更で多いのが、20A→30A、30A→40Aなどワンランク上げることが多いです。ただし、ブレーカー容量変更したとしても例えば戸建てだと階ごとに20Aしか使えないという制約は変りません。ですので、同一階でのブレーカー容量を上げるには、専用コンセントを設置して例えば2階用の電力から引っ張ってくる必要があります。

工事料金

電力申請
30,000円
メーター周辺交換
2,000~3,000円
屋内配線交換
20,000~60,000円
分電盤交換
20,000~30,000円

工期・工事の大まかな流れ

  • STEP1現場調査(1日)
  • STEP2可能であれば先行配線(1日)
  • STEP3切替当日(1日)停電2時間程度
  • STEP4電力会社検査
  • STEP5完了

よくいただくご質問

Qブレーカーの容量を変更するとどの位の電気料金になるの?
A基本料金は30Aだと990円、40Aに変えると1,320円。 使用電力量による違いはほとんどありません。
Qブレーカー容量変更はどんな工事をするの?
A外から家の中の分電盤までの電線の交換と分電盤の交換が主な工事内容です。 電線の交換がなく、ブレーカーの交換だけで済む場合もあります。
Q停電時間はどのくらい?
A30分~2時間程度です。
Qブレーカー容量変更工事は何日くらいかかりますか?
A現場調査から3日ほどで完了します。

ブレーカー容量変更工事を行う際に いわき電気博士が気をつけていること

  • 停電時間を最小限にする(冷蔵庫などがあるので)
  • 土日休日お客様のご都合を第一に取り入れます
  • 外観を重視し材料を選定をします。